実践編・車の修理No.8

いよいよ、メインの修理に突入です。約半年まえから計画されました。…と言うのも、ポルシェはドイツの車で、純正パーツが直ぐに手に入りません。お金を掛ければあるかもしれませんが、この点、弊社は海外販売にも力をいれていますので、逆の考えで適正価格で、純正パーツを輸入いたしました。…ので半年計画なのです。では、作業と入ります。

車検規定に準じて、キャリパー・パット交換の実践編。」

★ブレーキフィールドを、若干抜き取ります。(ピストンが元に戻ると、一杯になる為、事前に量を減らしておきます。)

★油圧ジャッキーの隣には、補助ジャッキーを噛ませます。(落下した場合の安全の為に) 200kg N・m まで、ホイールボルト締付ける事ができる、トルク・レンチで、ホイールを外します。(規定指数は、130kg N・mです。)

★マニアルどおり、キャリパーから、パットが外れました。

★上部が使用済みパットとピストンコアです。随分磨り減っていて、警告ランプが点灯する状態でした。新品は、ブレンボ製の新型でカウンター・ウエイト付きで、ブレーキ鳴りを防止してくれる機能です。当然新品は、パットの十分肉厚があり、制動停止の安心感が見られます。

★キャリパーにパットを装填して、ブレーキセンサーも新品に交換。

★キャリパー・パットとディスクローターのクリアランスは、完璧です。

★リア・キャリパーのピストンは、このディスクブレーキピストンツール(4ポット対応)を使って押入れます。万力の反対バージョンで、ピストンを簡単に元の位置に押し戻してくれます。

★リヤ・キャリパー・パットとには、ブレーキセンサーが付いていますが、全て、新品に交換しました。

★スプリングと固定シャフトで、キャリパーにパットを装着します。

★リアキャリパー・パットとディスクローターのクリアランスは、完璧です。

と言った内容で無事に、キャリパー・パット交換が出来ました。計画した時は、一日1本のホイールしか出来ないと思っていましたが、1台あたり2時間で計8時間で作業を終了しました。初心者としては、なかなかのものだと感じています。模型制作をする上、実車も知っているか、知っていないかでは、大きく違う事はいうまでもありません。現在のスーパー・スポーツカーには、ブレンボ製モノコック・キャリパーが採用されているので、いかに足廻りが大事かわかります。皆さんも、自動車を運転される限り、足廻りには関心を持って頂ければ、配信した意義があると思います。関連ブログ/車検編を参考に、では….まだ何か続くかも!?