模型誌を取り巻く、出版業界は…NO.9

※前回~、そんな状況下で、如何に立て直すか… 電子書籍に、着眼するのです。しかし、そこには更なる壁が立ちはかります。~、電子書籍とは、解説いたします。

「電子化された書籍データ」であり、電子機器のディスプレイで閲覧する出版物なので、 書籍としてのコンテンツ以外に、電子端末と閲覧用のビューアが必要 ● 電子端末とは、小型・軽量で持ち運びに適した電子機器のことで、パーソナルコンピュー タはもとより、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などが挙げられる。

となります。この最新の方法を使って、各出版社(各模型雑誌)は、電子書籍に、移行してきている最中です。

出版取次を、省くことで、中間マージンを削減出来て、売上げ利益を増すと考えられますが、そこにはある問題があります。主な販売期間として、アマゾンキンドルが最も販促力が強いので、大抵の出版社は、出店いたします。但し、今まで出版取次を、通して販売していて、ある程度多く印刷しても、返品期間があるので、売り捌く事ができましたが、読者顧客対応となり、売れたら売れた分しか販売ができません。また、電子書籍は、紙媒体と比べると、安価で販売して、立読み設定する事で、売上げ高は、思った程、伸びないのです。また、アマゾンキンドルには、下記の条件が、必須となり、思う程、高利益望めない設定です。

アマゾンキンドルを、初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。 期間終了後は月額980円で自動更新。※立ち読み可承認。
◎出版社/出展者には、立読み設定の場合は、単価の70% 立読み設定無しの場合は、単価の30%
立読み設定の場合は、1ページ0.45円の、課金がありますが….例) 150ページで約68円

と、紙媒体と比べると、利益が減額してしまいます。この点を見極めて、電子書籍に移行する事が、重要な判断となります。

コロナ渦前までは、出版取次を、通して模型雑誌を卸して、市場で、在庫を抱えてくれる書店もあり、製本を多くしても、売り捌けていましたが、今後は、直接販売する事で、売れ残りが無い分、必要以上に売れないので、利益が減少いたします。参考として、出版取次大手の日本出版販売(日販)が、コンビニエンスストアに雑誌や書籍を配送する事業を、2025年2月には終了します。KADOKAWAは、出版物を書店に届ける取次を介さないことで物流を効率化。など、大手出版社では販売方法が展開されている。

※ 日本独自の出版業界の物流経済の崩壊が、始まりました。

では、模型誌で活躍してきた模型ライターは、今後どのような、活動をしてきたらよいか。次回引続く…

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