模型誌を取り巻く、出版業界は…NO.8

出版業界には、出版取次があり、掛け売り+独自の販売方法をアレンジして、出版物が流通しています。そのアレンジとは…

★挿絵の解説から、出版取次は、出版社から、出版物を仕入れして、書店に納品します。また、出版取次~出版社に、*期限内であれば返品する事が出来ます。

*雑誌の委託期間は、「月刊誌が60日」「週刊誌が45日」。 これを過ぎると「原則返品不可」となるが、出版社はその都度、書店の事情や雑誌の特性などから判断して返品の可否を判断している。模型誌は、「月刊誌が60日」が返品期間となる訳です。また、返品の際の返品手数料は、書店負担となります。

よって、書店は、委託販売と言っても、売れ無い模型誌を沢山店頭に置くと、返品が出来ても、返品の際の返品手数料は、書店負担となりますので、必然的に最低入数1~2冊とします。

※【重要】ライター当時の経験から、明記します。
Hobby JAPAN 掲載誌作例発表後の翌月支払い。
Model Art 掲載誌作例発表後の3月後支払い。
model cars 掲載誌作例発表後の6月後支払い。*
car MAGAZINE 掲載誌作例発表後の支払い無し。☞ その後 廃刊

と、出版物の売れゆきによって、若干変更がありますが、基本的に、掛売りと言うわれているのに、手形支払いの期間でしょうかと思う位です。*なかには、申告しないと永遠的に、原稿料を支払ってくれない出版社もありますので、要注意です。皆さんが思われるぐらいビックリする、薄給となります。(更に10%の源泉徴収があります。) なお、物価は常に上昇している現在ですが、出版物の売上げが減いく中で、原稿料だけが減額していくのです。

※そんな状況下で、如何に立て直すか… 電子書籍に、着眼するのです。しかし、そこには更なる壁が立ちはかります。次回続く…

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